校長ブログ
逞しい卒業生たち!
先日、高校の卒業式が行われた。600名余りの高校3年生が、今年も無事にこの日を迎えた。
いや、この3年間、決して“無事”ではなかったと思っている生徒も多いに違いない。普段の友人関係、部活での人間関係、教員との相性(?)など、高校生活とは、楽しいことばかりではなく、大いに戸惑い、悩み、辛い思いをすることもあったはずだ。それが失敗だったり、場合によっては挫折のように感じることもあったかも知れない。
そう言えば、そんな悩みを校長室に相談に来た生徒も何人かいた。振り返ってみると、(当たり前かもしれないが)いろいろなことに対して積極的に行動した人ほど、行動範囲が広い分そういう経験をしている傾向が強いようにも思う。よく考えれば、これは本当に良い経験なんだと思う。その時は辛いだろうし、今現在も嫌な思い出として残っているのかもしれないが、その経験がその後の人生で間違いなく活きてくる。
月並みな言葉かもしれないが、若いころの失敗なんて、いくらでも取り返しがつくものだ。僕の拙い人生経験の中でも、これは自信を持って言える。若いうちは挑戦したもの勝ちなのだ!卒業後も是非自信を持っていろんなことにチャレンジしてほしいと思う。
一応、僕は校長なので、卒業式では式次を述べた。壇上に立つと、1,200を超える目がこちらを凝視している。校長の話をしっかり聴こう、と思いながら見ているかどうかは定かではないが(笑)、それでも、卒業して新たなステージで「一丁、やってやるぞ!」という強烈な“モチベーションの圧”を感じた。
なんだなんだ!彼ら彼女らはつまらない心配は全く不要なのだった。大丈夫だ!実に逞しい!僕の話を聴こうが聴くまいが、彼ら彼女らは、立派に巣立っていくことを確信した。
一方、僕は僕で、彼ら彼女らが将来に亘って誇りを持って母校を想ってくれるよう、しっかりと学校を運営しなければならないと改めて決意を新たにした!
卒業生のみんな、頑張れ!いつまでも応援しているぞ!